入念な準備とハッタリ
先日、ある演出家から言われて、本当にそうだなと気付いたのですが...
「ハッタリは入念な準備の上に存在している!」と。
先日の野外コンサートで、前日のリハ中に、進行の流れ上どうしても繋ぎの音楽がほしいから入れてほしい、といわれました。前日のリハが最後のリハ、当日のリハはなく、しかも本番前に楽器も触れない状況下。
でも実は私・・・きっとそう言われることもあるだろう、と密かに準備してあったんです<繋ぎの音(効果音)、その効果音をベースにして、何かふわっとしたものを入れれば良いだろうと思い、前日のリハでそれを実行しました。
やりぃ(^^)b ほーらねっ!準備って大事でしょ♪
ところが!!!
なんと、その、今言われて今弾いた繋ぎの音楽に注文が入ったのです!!!
繰り返しますが、私はリハ中に申し渡され、分かりましたと言ってその場で実行し、そのリハを最後に練習も準備でも出来ない状況下(ーー;でも!
「イメージと違う、もっと重厚なオーケストラみたいな感じ、次の曲に期待が高まるような音楽」
・・・それを、本番にやるのっ!!??ぶつけで!!??オケを!!??
・・・(^▽^;タラリ~ン
分かりましたって言うんじゃなかった(;_;)その場で対応しただけで私は十分やと思っていたのに、クレームくるなんて(><;もうその楽器で準備できないし、どーすんのさっ(><;無理って言おう、だって本当に物理的に準備できないんだからーーーーっ(><;
と、悩むこと一晩。
出した結論は「楽器が触れない以上、徹夜して準備することも不可能だし、無理。オケはやめ。音楽家としてその答えは良くないけど、でも仕方ない、無理なことは無理」
でも・・・(本番まで空を仰ぎながらしばしの時間が経過・・・)
本番前に、私の脳に神様が降ってきました。私はこういう時って神様が降ってきたと表現するのですが、要するに、方法を思いついたのです。
オケの準備はできなかったけど、ストリングスの音でチャイコの弦楽セレナーデみたいな感じなら、ぶつけで弾けるかもしれない、と、それを解決する方法と、音楽のイメージが漸く直前になって思いついたのでした。作っておいた効果音も併用しながら...
音を出すことはできないけど鍵盤を触りながら頭の中で何度か音楽を奏でて、そして本番。。。
ま、まぁまぁかな(^^;まさかぶつけで弾いたとは聞き手は思わないでしょう。
但し意味のない複雑な構成にはしない。自分が確実に奏でられる範囲を決めてぶつけで弾きました。
これは正確には「即興」ではありません。これが演出家の言う「入念な準備の上にたったハッタリ」なのかな、と思いました。
よくアドリブという言葉を「即興」と勘違いすることがありますが、実際には「即興的に」が正解。つまり、アドリブも入念な準備の上に立っているのです。それは、決めたことを弾く、という短い意味ではなく、長年の経験や深い音楽への理解も入念な準備の内に入っていると思います。
練習しましょう!準備しましょう!
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コメント
普通の会社でも、突然言われて、なんの準備も無しで何かをやることはしばしばです。というかそれが出来てこそプロであると言えます。いろいろ要素はありますが、自分の場合、世の中みんなそういうもんだって思ってます。
投稿: 色人 | 2006年8月27日 (日) 21時59分
色人さん、お久しぶりです(^^)お元気でしたか?
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普段から準備体操しておけば、急にプールへ放り込まれても大丈夫ってことなんだと思います(^^)世の常なのかもしれませんね~
投稿: 管理人 | 2006年8月28日 (月) 10時19分